風門之儀2020。「60秒のリアル」のために。田川郡大任町B&G。8月16日。
https://www.youtube.com/watch?v=hI7WmjPZU8U&feature=youtu.be
門中、仁駈丸氏の膝も、簡単ではないようだ。しかし、そういう不遇を、恨んで、世の中が悪いとかいうこともなく。出来る稽古をしようとする。
簡単なようでいて、出来ない。
過去、武田流合気術・空手・柔道、それに風門武芸を学んで、今は、ボクシングをやってるわけだが、そういう過去が無駄になっていないと思う。
古術以外は、いずれも、茶帯で終わってると思うが、一通り、色々なことができるので、少年部や初心者の指導なら、まかせられる。
ありがたいことだ。と同時に人に必要とされると言うことは人間にとって大事なことだ。私の持論だが、「人に必要とされて、人は幸せを感じる。」
そのために、自らを錬磨せざるを得ない。何も努力したことの無い人間は、当然、何も出来ない。何も出来ない人間を人は必要としないから、人から相手にされない。
それを恨む。自らは、何の努力もしないくせに、孤独だとか、誰も分かってくれないとか、世間が悪いとか。全て、人のせいにする。
私は、そういう人間が嫌いだ。
動画の不手際で、10秒ほどしか撮れていないが、この日、彼は、少年部のスパーの相手を務めた。風門館、だだ一人の少年部S君も、10月の真武館を目指している。
その指導スパーを60秒勤め上げた。たいしたものだ。
長年にわたる、武道稽古は、この「60秒のリアル」のためにあったと思って良いのでは無いか?
私は、そう思う。
仁駈丸氏のこの日の荒い息づかい。的確な指導。私は、生涯忘れない。