ここは秘密の花園畑B。この畑には、猿が来ないため、ここで、ジャガイモ・サツマイモ・ニンニク・高菜・タマネギを栽培していた。
しかし、猿は、来ないが、猪と鹿が来る。昨年、鹿にやられて、サツマイモ・ジャガイモ・ニンニクが壊滅。
今年3月で、リーマンを完全に卒業したので、4月から、本格的に、鹿対策をやっている。竹杭は、この鹿対策用の網の支柱にするために大量に作っている。
この作業中、でかい熊蜂と突然遭遇。明らかに俺を狙っていた。何しろ足場が悪い。熊蜂にさされても速攻病院行きだが、足を踏み外して、この崖から落ちると大怪我では済まないかも知れない。
写真では、分かりにくいかも知れないが、強烈な擁壁を突いている。しかも、コンクリの角が鋭角。一歩間違うと大怪我か、運が悪ければ死ぬ。
麦わら帽子で、防いで、叩き殺すつもりだったが、失敗したら、終わりやなとキリキリ心が痛かった。執拗に俺の周りを飛び回っていたから、向こうもやる気満々だったんだろう。
麦わら帽子の防戦体制が効いたのか、互いに間合いを計りながら、一瞬に賭けていた。そうして、しばらくにらみ合った後、ようやく飛び去り、無事に終わったが、やはり、人生は戦いの連続だな思った。
リーマン時代は、理不尽なクレーマーとの神経戦を戦い。やっと、62歳になり、自然と共にスローに生きようと思っていたら、100年に一度の細菌戦争の只中に放り出され、常に見えないウイルスを気にしながら生活している。
道場も閉鎖して二ヶ月。しかし、再開へ向けて、山駆けとは大袈裟だが、崖の上の82Kのポニョが、鉄槌で竹杭を叩き込む。この鉄槌は重さが2Kはあると思う。
生活即修行。私にとって野良仕事は、実利と体幹の鍛錬を兼ねている。畑が3枚あるので、やることは多い。特に、この2年と2ヶ月。フルタイムリーマンに完全復職していたため、畑も山も荒れ放題。当分、生活即修行の生活が必然的に続く。
元来が、キーボードを叩く力とペンを持つほどの筋力があれば良い専門職だったため、この2年間で、筋力が落ちきってしまった。しかし、ここ一月でかなり筋力も戻りつつある。
道場再開のその日へ向けて、福光雲母。62歳。本日も元気です。