コロナで、閉館してから、既に、ふた月。このウイルスは、おおごとになると思いながらも、ここまで、事態が悪化するとは、思ってなかった。
結局。甘い。
さて、閉館中。稽古禄も閉じていたが、そろそろ、稽古禄から始めたい。
対人稽古は出来ないが、体幹の稽古はしている。
例えば、鍬を打つ際、一般の百姓なら、右利きは、右構えのみで、行うだろうが、古術者は、左右均等に行う。無論、棒の手。薙ぎ鎌などの左遣いの訓練のためである。
生活即修行。私は、ウエイト嫌いだったので、強い選手にはなれなかった。
しかし、62歳になった今も、日々、野良仕事をしながら、古術に必要な、最低限の筋肉鍛錬は欠かさない。この古術式の鍛錬法が、拳法にも当然生きてくる。
確かに、地方アマチュアレベルにおいても圧倒的強い選手ではなかった。しかし、そこそこ、強かったのも、子供の頃の古術式鍛錬のおかげだと思っている。
門人諸氏もそれぞれ、仕事・家庭に追われ、どういう生活をしているか分からないが、稽古してなさそうな私の技が、この年になっても、けっこう切れるのは、こういう基礎鍛錬の賜なのだ。
遊んでると思ったら大間違いだよ。