日本拳法道連盟・豊前福光派古術連盟 風門館公式ブログ

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格闘フェスタ2018・第32回セイフティ格闘技選手権大会。巴戦第二試合。解説。


格闘フェスタ2018・第32回セイフティ格闘技選手権 無差別級第2試合。

 

 https://www.youtube.com/watch?v=wD39ul3MO7E

 
格闘フェスタ2018・第32回セイフティ格闘技選手権大会。巴戦第二試合。解説。
 
試合が終わったのが11月11日。無差別巴戦の解説を書こうと思ったが、仕事が忙しくて、ようやく、今日一本書き上げる。
 
相手の選手は、熊本誠王会の高校生。この熊本誠王会は、日本拳法道福岡武道館の常連組で、ノウハウは、十二分に蓄積している。
 
こういうオープン制の大会の場合。後で、徐々に対戦相手の経歴を知るわけだが、高校生とは言え、柔道二段で、ブラジリアンでもけっこう名の通った選手らしい。
 
試合の後で、サンドバックの打ち込みなども見たが、打撃も威力が凄い。
 
逆に、千手丸氏が壊されずに帰ったとほっとしているところである。
 
柔道二段で、ブラジリアンで打撃が出来るとなると隙が無い。
 
このレベルになると、うちも週1二時間の稽古では、正直難しい。しかし、仕事の忙しい社会人のための護身術を標榜している風門館としては、今後も、週1が精一杯だろう。
 
その分、年季を重ねることでカバーするしかない。
 
それにしても、再三に渡る、この低い投げは危なかった。日本拳法道ルールは、防具を付けているので、安全なイメージがあるが、実は、投げが恐い。
 
特に、こういう低い投げは、一歩間違うと首をやるので、ここら辺が実は、恐いところなのである。
 
私が、日本拳法道ルールは、けっこう危険であるというと、皆、先生は大げさだからと言って、一笑に付すが、そういう人間に限って、大会に出ないか、出ても1回きり。
 
外から眺めるのと自分がやるのでは大違いだ。
 
私の忠告を笑う人間ほど、いざ大会となると消えていくから、想像力の欠如した人間は、いざと言う時には役に立たないという証左であろう。
 
簡単に言えば、分かってないから、恐くも無い。それが分かってくると恐くなるから消えていく。まあ、そういうものだ。
 
しかし、千手丸氏はよくこの低い投げをしのいだ。また、風門は寝技に弱いのだが、柔道二段でブラジリアンを10秒制限とは言え、何もさせなかったのは、多いに誇るべきことだろう。我々の稽古水準では、寝技に関しては、このあたりが限界だ。これ以上は、やはり寝技の稽古量を増やさざるを得ないが、それは、現状難しい。
 
福岡武道館も難しいレベルになったなと感じた。
 
最後になるが、逆に柔道二段を、二度ほど古術式の裏捨身で切って落としたのは見事だった。
 
ポイントにはならなかったが、稽古量の割には、最大の効果を上げたと言える。
 
福光流は、明治以降。当然、講道館とも闘ってきた。そのノウハウが、まさか、ここで爆発するとは思って無かったので、試合の勝ち負けよりも、そちらの方が嬉しい。よくやった。
 
<記録には、残らないが、記憶には残る大会>。そういう言葉を、最近、ある市民ランナーの方のネット記事で知った。
 
まさに、今回の<裏捨身>がそれにあたる。着実に後進を育てているのは確かだ。