格闘フェスタ2018・第32回セイフティ格闘技選手権大会。巴戦第三試合。解説。
今年の日本拳法道福岡武道館大会・無差別級は、三人による巴戦だった。
その三試合目。奇しくも、風門の最大の友好団体である、唐津の唐武会NO2。S指導員との対戦となった。
N会長のおかげで、菊野先生とも出会えたりと、エネルギッシュな団体である。
そこの実力派がS指導員。
強いとは思っていたが、やはり強かった。とにかく、唐武会は、フルコンベースなだけに、圧力が強いのが特徴だ。
こういうガンガンタイプには、丸懸かりで対抗するのが、セオリーなのだが、そこらへん、まだ、本当の意味でのこのルールの怖さが分かっていない千手丸氏が、真っ直ぐ当たって、真っ直ぐ後退という、やってはいけないパターンを出してしまった。
そこらへんは、経験値もあるので、今後の課題としておこう。
また、今回の試合で露呈したのが、風門祭の悪影響。風門祭は、本来の日本拳法道ルールより、打撃に関しては、やや軽めでも取っている。
その癖が、身についてしまって、フックが当たると安心して勝手に休むという場面が再三あった。
事前に、ポイントを取りに行くな。倒しに行けと指導していたが、やはり、人間、負けないと分からない部分があるから、そこら辺も経験値だと思う。
先週から、すでに倒すコンビネーションの稽古に入っているから、来年は改善していると思う。
辛口のコメントになってしまったが、40歳で、若い他流と手合い、負けたとは言え、堂々の凱旋であるから、私は、満足している。
そんな中で、大会に出たしたのが。35の頃からか。
よくここまで来たと思う。彼は、運動能力も高くないし、風門以前の武道・格闘技歴は0であるから、根気さえ在れば誰でも、ここまでは、来れるという見本でも有り、古術式の教伝体系がいかに優れているかという証明でもある。
無駄なく・無理なく・根気よく。古術の教伝スタイルには、絶対の自信を持っている。