風門館は何を目指すのか?その3。<食=職>こそ最大の護身。
護身の話になると、長々となるが、人それぞれ解釈が違い、他流の人とは、考えが合わないことも多々ある。別段、人は人なので、それで構わないのだが、時々、自分の考えを押しつけて来る人がいるから迷惑する。
風門には、風門の考えがあり、その考えに則って、運営をしている。風門に取って、護身とは、具体的な制敵技術もさすが、何より重視するのは、本業で食っていくことにある。
芸法家として食っていける人は、それでいいのだが、普通の人間は、芸法で食っていけるはずは無い。そういう、<食は職に有り>を大事にする人を対象に風門は活動を行っている。
我々は、プロを否定しない。ただ、プロになれない以前に、なる気も無いようなレベルの人間が集まって、いかに、効率よく護身の技術を学べるか。それを追求しているのである。
食えてこそ。護身。護身のために、仕事を犠牲にして、食えなくなって、路頭に迷うか?もしくは、最後は政府の福祉に頼るとすると、本末転倒であろう。
夢を追わない。追う気も無い。しかし、武道をやりたい。そういう人のために風門はある。