日本拳法道連盟・豊前福光派古術連盟 風門館公式ブログ

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平成30年度日本拳法道形直伝講習会兼日本拳法道連盟昇段審査会 2018・12・24

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平成30年12月24日。日曜。晴れ。於田川郡大任町B&G体育館
行者:雲母丸・木霊丸・千手丸・常磐丸 
ゲスト:日本拳法道連盟代表師範 木立善隆先生
稽古内容 日本拳法道形直伝講習会兼日本拳法道連盟昇段審査会
日本拳法道連盟 初段之形 横受けの形・差し受けの形
 
昨日は、宗家直伝講習会兼昇段審査会だった。
N君が、<ぎりぎり合格という>厳しい言葉をもらいながらも、取りあえず初段合格。三年半の稽古が実を結んだので嬉しかった。
これで、風門黒帯7。日本拳法道連盟木立門下に私が入ってから、来年四月で丸30年。この間、のべ800近くを指導したが、黒帯まで行ったのは、彼で、やっと10人目。
 
日本拳法道連盟の初段は、さほど厳しいものでもないが、現実には、概ね、茶帯でやめていく。
 
特に、私が40代の頃は、私が、手術で二度ほど入院した関係で、解散と再結成を繰り返して、この頃の入門者は、6級までも、もたないものが多くて、やる気を失っていた。
 
千手丸氏が入門してから、数々の苦労はあったが、順調に有段者を輩出するようになった。
 
常磐丸氏も、宗家の<ぎりぎり合格>示しているように、まだまだ、先は長いが、よく努力してきたと思う。
 
今回の32回日本拳法福岡武道館大会も、彼が、スパーリングパートナを務めたから、千手丸氏も稽古が出来た。その功績は大きい。
 
仕事柄、休日が日曜しかない場合が多いのに。ほんと。よく。稽古に来てくれた。
 
特に、今年に入ってからは、相当千手丸氏の相手をしてるので、感謝しかない。
 
たかが、初段だが、されど初段なのである。一本の黒帯には、実は、色々な思いが詰まっている。
 
この3年半。怒られ・どつかれ・高揚したり・落ち込んだり。
 
修練が進につれて、だんだんと他流とのガチ試合の数が増えてきて、徐々に恐怖の大魔王が降ってくる。
 
防具付きは、実は、痛い。強烈な痛み耐えながら、石の上にも3年で、やっと黒帯にたどり着く。
 
その代わり、黒帯を締めた日から一人前に扱われる。門中というのは、そう意味なのである。
 
田舎の草深い道場にも、小さな物語がある。私も、また、一人、黒帯にしたことの喜びを噛みしめている。