<汝。修羅を見るべし。>2014・2・26記す。
タイトルが大げさやろと言われることを、承知で、そう書きたくなった。
<汝。修羅を見るべし。>と言うのが私の励ましの言葉なのである。
千手丸氏も、私の元に弟子入りしてから、けっこう長いが、上の動画で分かるように、古術全般を取らせてきたので、拳法体術だけの経歴は、そこまで、長いという程のこともない。
また、他流との立ち会いもそれなりに、こなしてきているが、公式戦は、今回が初デビューだから、やはり、緊張感が違うと思う。
また、獅子丸氏が入るまで、若手がいなかったため、あまりスパーリングの稽古をやっていなかったので、まだまだ、スパーリングについては、経験不足な面は否めないが、それでも、昨年、獅子丸氏が大会に出るにあったって、最も、スパーリングパートナーを務めたのが、千手丸氏。
だから、かなり腕も上がってきている。
今回の大会も、初級と上級があり、無論、初出場なので、初級コースに出でる訳だが、そうは言っても、絶対に安全とは限らないのが、武道・格闘技の宿命。
人間、初めてほど、緊張するものは無い。<未知>とは、怖さの代名詞でもある。しかし、その緊張感を突き抜けたところに、また、違った風景をみることができる。
<汝。修羅を見るべし。> ルールのある大会の初級コースとは言え、何が起こるか分からない。そして、アマとは言え、相手は勝つために、目を怒らせて突進してくる。
その修羅をくぐり抜け。<無事帰還>すること。それが、風門の目指すところである。それをかいくぐって来たときに、<風門の価値>が見えてくると信じている。