風門の儀 2015年5月 第9回格闘技交流大会 in 二日市北小学校体育館 一般中級の部 1回戦
https://www.youtube.com/watch?v=LFdH5oVoREg
我々は、何のために武道をやっているのだろうと考える時がよくある。
一文の得にもならないし、むしろ得どころか、アマチュアの場合。
金を払って、大会に出て、事故って、怪我をしても全て自己責任。
金銭的な事を言えば、完全に出血。
市井に暮らす凡夫が、このどつきあいの世界に出て行って、祈るのは、いつも勝利よりも無事の帰還のみ。
それでも、一機、また一機と飛び上がっていく。蜂のように刺され、蝶のようにばたつきながら。
つまるところ 誇りのためなんだろうと思う。誰に対してとかでは無く、自分の心の中に住む。小さな、誇りのために。闘っているんだろうと思う。
泣きながら。無心に。拳を振り回し。雄叫ぶのだろう。自分のために。
自分の中の小さな誇りのために。
分かってくれる人もいるから。その仲間のだけには通じる言葉があるから。
だから、飛んでいくんだろう。青い空へ。また、一機・また一機と。