日本拳法道連盟・豊前福光派古術連盟 風門館公式ブログ

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WHAT IS 風門祭? 平成30年記念 第4回風門祭日本拳法道錬成会


WHAT IS 風門祭? 平成30年記念 第4回風門祭PV

 

https://www.youtube.com/watch?v=7O-0kQy7RpI

WHAT IS 風門祭? 平成30年記念 第4回風門祭日本拳法道錬成会

平成30年度 第4回風門祭日本拳法道錬成会 於福智町武道館
参加団体:風門館3名・理神陽流2名・禅道会熊本1名・ 
雷電流1名・唐武会1名。計8名
 
RESULT
 
有段之部 中量級 優勝:南慎太郎(風門館)
準優勝:畑本起己雄(禅道会熊本) 三位:井上耕(唐武会)
有段之部 重量級 優勝:福山順平(風門館)準優勝:石井大輔(理神陽流)  
 三位 谷口腱(風門館)
無差別級優勝福山順平(風門館) 準優勝南慎太郎(風門館)
 
毎年、選手が集まるのかどうか。不安を抱えながらやっているが、今年も、参加5団体。総勢8名の選手による、体重別8試合と、無差別決勝の1試合、計9試合を行うことが出来た。
 
改めて、この場を借りて、参加団体および、選手の皆様にお礼を申し上げたい。
 
さて、冒頭の動画にもあるように、風門祭は、一般のトーナメントと比べると、かなり異色な大会となっている。
 
名前に風門を冠するように、この大会には、風門の理念を込めており、また、その理念を肉体言語で世に知らしめることを最大の目的としている。
 
風門祭開催の目的は、以下の5点に集約される。
 
① 日本拳法道ルールの普及と知名度UPを図ること。
 
② 日本拳法道ルールによる新人の育成を図ること。
 
③ 流派の垣根を越えての技術交流と研究の場とすること。
 
④ 神事としての武祭を通して、大和心復興と士道精神涵養の場とすること。
 
⑤ 新しき世の、新しき武士を作る場とすること。
 
片田舎の、弱小道場のくせに、いつも、掲げてることは高いと思われるだろうが、逆に弱小故、高い理想がないと、やっていけないという苦しい台所事情もある。
 
反省点は、後で付記するが、回数を重ねるごとに、大会の運営もスムーズとなり、選手にも日本拳法道ルールが浸透してきて、流れの良い大会となった。
 
また、今年も、新人が二人デビューし、小さな積み重ねではあるが、確実に選手層が厚くなっている。
 
神前にて、武舞を奉じる、福光流古術の御更衣に由来するから、激烈に闘うが、和やかに、交流する。この陰陽のバランスが、私には、民族文化の美意識の顕現としてこれ以上の物はないと考えている。
 
怪我も無く、各流派の特長を生かして闘い、和やかに歓談する。素晴らしい磁場を風門祭が提供できていることが嬉しい。
 
各試合についての感想は、全9試合。動画にUPしているので、今後の稽古禄とともに書き記してゆきたい。
 
では、反省点・問題点だが。
 
① 審判技術が低い。これも回数を重ねることでしか解決できないと考えている。
 
② 今後の展開をどうするか。ここも難しいところだが、神事としての風門祭を  理解していただき、かつ、日本拳法道ルールで闘って良いという団体を地道に探していくしかない。
 
③ 新人の発掘。だんだん、選手も高齢化しており、今年の平均年齢は38歳くら  いだったとのではないか? 若手を発掘し育てる。ある意味、ここが一番困難なのだが、私には、ネットでの告知以外に方法が見つからない。だから、私自身は、今後もネットでの告知を地道にやるつもりだ。 
 
④ 競技引退後の受け皿をどうするのか?来年は、ここも課題として取り組んでゆきたい。審判だけでは無く。演武やワンポイントレッスン講座。勝ち負けに拘るギスギスした大会では無く、武舞を奉じているのだという仲間意識で、今後も運営してゆきたい。したがって、現役引退後、もしくは、高齢での入門者の出番の確保も考えたい。風門祭は、武祭ではあるが、あくまでも、その本質は<祭り>にある。そこを今後も大事にしたい。
 
以上、今年の風門祭について、思ったところを記した。