ストロング本能。青木真也
いやあ。おもしろかった。一部。異論はあるけど、90%以上。御意。
俺って、最近、格闘技には興味が無いので、青木真也も名前だけ知ってるけど
どんな試合するのかとか、未だに見たこともない。
ただ、格闘家としては、有名だと言うことと、けっこう評判悪いという風聞を聞いていた。
前著「空気を読むな」で、知ったので、格闘家と言うより、作家としての彼の方をよく知っている。
前回も面白かったけど、完成度は今回の方が高い。
一番印象に残ったのは、格闘技は勝負よりも過程とかに意味があり、
自分を表現する手段だと言い切ってるところ。
ああ。いたんだなと思った。実は、風門がまったくそう。
風門にとって、武道は、自らの美意識の発露の場で有り、表現手段の一つだという考えでやってるので、競技における勝敗は、重要視していない。
もちろん、競技である以上。負けるより勝った方がいことは分かりきっているので、
当然勝つための稽古は積む。
しかし、勝敗より自らの美意識の表現手段という考えの方が
圧倒的にウエイトが大きい。
一流選手の、青木真也が同じ考えなので、
しかも、格闘技の世界の人間がそいうのに驚いたし、
やっぱり、今の風門でいいんだと安心した。
他にも、試合に向けてのメニューの組み方の発想とか勉強になった。
当分。バイブル。