風門の儀2017 第31回セイフティ格闘技選手権(格闘フェスタ2017)重量級 決勝。
日本拳法道の技術思想
日本拳法道は、護身の術という思想を根本に持っている。「路上の現実」において最も有効な技術とは何か。それを 絶えず視点に置いている。
従って、多人数をも想定しているために寝技中心の総合格闘技ルールとは一線を画した競技法を設定している。
寝技制限10秒の思想的根拠はそこにある。
ここを理解できないと、日本拳法道の真価が理解できないのではなかろうか?
昨今、寝技中心の総合格闘技隆盛を極める中、打撃系総合武道にこだわる所以である。
なぜなら、寝技中心とは、相手が単数という条件下においてもっとも優れた戦闘法だからである。
総合の中でも、寝技10秒制限の日本拳法道は特異な存在であったが、
昨今、巌流島や敬天愛人が登場するに当たって、そのコンセプトが、
日本拳法道とほぼ同じであることに驚いている。
本流儀は、この同じコンセプトを30年以上前に開発し、本年(2019年11月予定)には、第33回セイフティ格闘技選手権を開催する。
時代がようやく我々に追いついてきたという感を持ち、感慨深くある。