春は、梅・桜、夏は清水と木陰に吹く涼風。秋は、紅葉、冬は雪。
野天で稽古する風門は、花鳥風月を愛でる風流な門派でもある。
自然の中で、神気吸い、心身を錬磨する。この、あわただしい現代社会に於いて、
ひととき、人が人であることに、戻る時間でもある。
写真提供 「おやじの魅力」のおやじさん。
この頃は、古術主体の稽古が多かった。日本拳法道は、俺にとって、試合してなんぼ流儀だったから、競技に出る選手がいないときは、拳法をする気になれなかった。
このまま、風門は、古術だけでもいいかと思う半面。何とかもう一度福岡武道館に風門の幟を立てたいという願望と。けっこうさまよっていた。
しかし、獅子丸氏の入門をきっかけに、再び、風門は日本拳法道を主に稽古する団体に戻った。
日本拳法道と福光派古術の両建て。これが一番落ち着くスイタイルだ。俺たちは、これを風門スタイルと呼んでいる。