日本拳法道連盟・豊前福光派古術連盟 風門館公式ブログ

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風門館徒然。大人のための護身教室とは何か?豊前福光派古術:置車・指導風景。田川郡福智町武道館。毎週日曜日。10時~12時。1レッスン制・700円。

www.youtube.com

 

https://www.youtube.com/watch?v=FsnuU7e2T6s

 

風門館徒然。大人のための護身教室とは何か?豊前福光派古術:置車・指導風景。田川郡福智町武道館。毎週日曜日。10時~12時。1レッスン制・700円。

 

令和4年。11月13日。午前の部。晴れ。暖かい。田川郡福智町武道館。

行者:千手丸氏・常磐丸氏・八咫丸氏・弦音丸氏・上羽丸氏・A氏。

 

稽古内容:体術総合・体術護身。

 

豊前福光派古術・当身:置車・置倒

風門館護身体術・飛び膝展開。飛び膝→蹴手繰里→裾車・蟹払・膝車

組討打ち込み自由稽古 

払車・尾長鳥・大外刈・小内大内・大外掛・腰車・蟹払

着胴打ち込み稽古 直蹴り・横蹴り・抜き胴。

胴突き・残心。円掛稽古10本。

受け返し稽古:被せ突き・展開2種

突っ込み稽古 20秒×2

円懸かり稽古 15秒×2

鍛錬手合L1 60秒×5R

 

千手丸氏。37R。

千木丸氏。23R

八咫丸氏。36R

音丸氏。33R

上羽丸氏。25R

 

風門館の動画UPには、スパーのそれが多い。そのため、護身とはイメージが違うと言うコメントをよくもらうことがある。

 

これには、単純な理由があるのだが、一つは、普段は、私が指導しているから、稽古中の動画は撮れないということ。つまり、スパーの際には、手が空くので、撮ってるという事情がある。

 

また、新人の門人は、どうしても、地味な稽古動画より、自分のスパー動画を見たがるというのがあって、比較的スパーの動画UPが多いということになる。

 

しかし、風門館の稽古内容のうち、95%は、形稽古・技の受け返し稽古・当身の打ち込み稽古である。

 

いわゆる乱取りは、最後の10分程度で、しかも、普段は、完全寸止めのL1しかやらない。

 

私は、40代、50代でも、無理なく稽古できるための道場を作りたくて、風門館として活動している。そのため、生涯武道として、誰でも参加できる内容にするために、稽古内容を工夫してきた。

 

風門館の目的は、あくまでも、護身・健身・修身の三位一体を目指すことであり、大会で勝つことを目指すとか、そういうのは二の次で稽古している。

 

私の理想は、競技武道である日本拳法道と護身武芸である福光流を併伝しながら、無理なく、怪我無く、護身実用の手業を追求することにある。

 

防具式徒手総合武道である、日本拳法道ルールは、私にとっては理想的なルールなので、試合に出る出ないは別にして、日本拳法道で核を作るのが、護身実用としては最も普遍性と汎用性があると私は思っている。

 

それに加えて、福光流の技を護身用・競技の組討用として、付加しているのが風門館の最大の特徴であろう。

 

普段、このような指導風景を長々と動画に撮ることはないのだが、風門館が、競技武道専用の団体と思われても実態とは違うので、普段の稽古の様子をそのまま撮ってみた。

 

稽古の前半いつも、こんな感じで、護身用や組討用の古術の技を形稽古で稽古する。後半は、当身の稽古。その際は、ほぼ日本拳法道の技術で教える。

 

ラスト、マススパーで締めて、時間があれば、サンドバッグで当力を付ける。メニュー的には、毎回そういう流れでやっている。

 

競技武道と護身武芸の同居は、最初の内、不思議感があるようだが、私は、護身実用のためには、日本拳法道と福光流の併習が最適であると考えているので、その点の考えは全く変わらない。

 

あなたが、護身術を学びたいと思ったら、風門館は、意外と優れた修練システムを持っていると自負している。

 

まずは、体験入門で、試してみることをお勧めする。

 

風門館事務局。0947・32・3550。代表福光まで。

石蕗の輝き放つ陽だまりの穏やかな時間。満ち足りた日々。福光雲母。

 

石蕗の輝き放つ陽だまりの穏やかな時間。満ち足りた日々。福光雲母。

 

最近、「この部屋から東京タワーは見えない」という本を読んだが、これほど、俺と価値観の合わない人間が、東京には多いのかと思って呆れかえった。

 

俺の嫌いな、戦後日本の物欲万能主義の匂いがぷんぷんして、正直馬鹿かと思った。

 

最も、人の価値観に干渉する気は、さらさらないので、どうでもいい話しなのだが。

 

里山で、老いた二人が、古術と言う、世間的には、それこそ、無価値な武術に興じて、山野草を眺めながら、下手な歌を詠む。

 

それが、俺にとっての至上の喜びで有り、東京タワーの夜景を眺めるマンション暮らしより、谷間の石蕗の輝きを眺める方が、幸福である。

 

俺は、古術者で良かったと、最近、いよいよその感を強くしている。

 

梅木刀(ウメボクトと読む)で、カンカン、木霊する。満ち足りている。安い幸せだが、多分、得がたい贅沢かも知れない。

 

 

 

 

風門館徒然 風門館護身体術5種と置車。満ち足りた日々。田川郡香春町風門館本部道場。令和4年11月12日。

九州豊前香春福光谷。石蕗の花。令和4年11月12日撮影。

令和4年11月12日。土曜。晴れ。

 

行者:木霊丸氏。

 

稽古内容 体術護身・得物護身

 

風門館護身体術 面直突きに対する展開6種 

横手・掛取・小手取・挟取・被取・置車 

 

豊前福光派古術得物第1法:元手 

変手勝6本目:置車

元手・変手稽古。

 

第7回風門祭に備えて、演武用の展開6種を稽古。木霊丸氏もだいたいは出来るので、各手毎に、左を私、右は木霊丸氏で行こうかと思案中。

 

また、この日は、置車の総伝稽古を行った。古術の手業は、体術・双手術・剣体術と同じ手業が、三段階で使えるようになっているので、その全てを伝授する稽古を総伝稽古といい、奥伝に達する稽古法の一つだ。

 

もちろん、地道な基本が出来てないと、何がなにやら訳の分からない消化不良状態になるので、初心者には意味を成さない稽古法だが、奥伝近くまで来た人には、むしろ、この総伝稽古の方が、古術の輪郭を掴みやすい。

 

本来、古術は、初伝・中伝と確たる稽古体系があり、必ず順番に最初の一手から、一本一本、確実に出来ないと先へ進まない稽古法を取るが、私も、年が明ければ、65歳。

 

いつ、稽古が出来なくなるのか予測不能である。

 

であるならば、例えば、置車のように、体術では当身に分類される手業が、どうすれば双手術として使えるのか、また、剣体術ではどう使うのか。

 

その発想法を知ることは重要だ。

 

人間は、思ったより、新しい技を想像することは出来ない。稽古が出来る間に、一手でも多く残したい。

 

そういう稽古をしていくつもりだ。

 

今週も、まだ、石蕗が咲いている。この石蕗を眺めながらの稽古こそ、まさに、風流。

天神地祇に感謝しながら、この満ち足りた時簡に、身を任せている。

 

風門館事務局。0947・32・3550 代表福光まで。

風門之儀2022。再会。風門館・筑前塾合同稽古会より。田川郡福智町武道館。毎週日曜日。10:00~12:00。

www.youtube.com

 

https://www.youtube.com/watch?v=vPtS6ZzGbOs&t=44s

 

風門之儀2022。再会。風門館・筑前塾合同稽古会より。田川郡福智町武道館。毎週日曜日。10:00~12:00。

 

昔も、今も、風門館も、日本拳法道連盟も、人が少ない。普段の稽古は、5~6人いれば十分なのだが、スパーは、そうはいかない。

 

特に、大会に出る場合。色々なタイプと組手をした方が有利であるから、いつも、スパー相手を探して、風門館は、筑豊・北九州地区を彷徨っていた。

 

千手丸氏が、まだ、スパー経験が少ないころ、よくお世話になったのが、筑前塾で有り、その頃、S師範にも、稽古をつけてもらった。

 

今度の稽古会で知ったのだが、年は、千手丸氏の方が一つ上らしい。驚いた。S師範のキャリアがすごいので、てっきり年齢も少し上かなと錯覚していた。

 

しかし、二人とも40代半ば。特にS師範は、今は、指導者として活動していると聞いていたので、依然として、衰えることのない、切れ切れの動きに、驚いた。さすがの一言だ。

 

こういう先達を目の前にして、武道経験値の浅い風門館の新しいメンバーも、学ぶところが大だったろう。

 

日本拳法道連盟の段位取得は、それほど難しくないので、誰でも、6年続けると、3段になっている。

 

3段からは、支部長格なので、中には、勘違いしてふんぞり返る人間が出やすいという悪弊もある。

 

そういう人間が生まれないように、風門館は、今でも、他流派と合同稽古会をして、世の中の広さを教えるようにしている。

 

元々、日本拳法道連盟は、防具を付けることにより、安全性を担保して、他流試合をすることを企図して結成された団体である。

 

私も、その理念と競技法に惹かれて入門したので、その伝統を風門館は重視している。

 

他流試合と言うと好戦的な感じとして受け取られがちだが、日本拳法道連盟の場合。そういう意図は無い。

 

井の中の蛙大海を知らず。>これを防ぐための措置だ。

 

九州・福岡で結成された当初から、小さな組織なので、世間の風にさらすという目的があったんだろうと思う。

 

だから、風門館も、その伝統を引き継いで、他流との合同稽古会を重んじている。

 

その、伝統を千手丸氏も体験しているので、後に続く新人達も我が流儀の精神を引き継いでくれると確信している。

 

風門館事務局。0947・32・3550。代表福光まで。

 

 

 

 

 

 

 

風門館徒然。豊前福光派古術 入身・置車 古伝体術を形で稽古し、乱取りに生かす。田川郡福智町武道館 日曜 AM10時~12時。

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https://www.youtube.com/shorts/CF4NInNdbCQ

 

風門館徒然。豊前福光派古術 入身・置車 古伝体術を形で稽古し、乱取りに生かす。田川郡福智町武道館 日曜 AM10時~12時。

 

令和4年。11月4日。午前の部。晴れ。涼しい。田川郡福智町武道館。

行者:千手丸氏・常磐丸氏・千木丸氏・八咫丸氏・A氏。

 

稽古内容:体術総合・体術護身。

 

豊前福光派古術・組討:置車・置倒

風門館護身体術・飛び膝展開。飛び膝→蹴手繰里→裾車・蟹払・膝車

組討打ち込み自由稽古 

払車・尾長鳥・大外刈・小内大内・大外掛・腰車・蟹払

 

日本拳法道形・各自稽古。

胴突き・残心。打ち込み稽古10本。

受け返し稽古:被せ突き・展開2種

着胴目慣らし:30秒×5R

 

千手丸氏。36R。

千木丸氏。23R

八咫丸氏。33R

音丸氏。30R

上羽丸氏。22R

 

風門館の最大の特色は、多様な組討技法・護身技法を有しているところにある。一般の人からすると不思議かも知れないが、実は、日本拳法道連盟は、乱取りに於いては、投げ・関節・絞めと何でもありなのだが、形は当て身と立ち関節が何本かあるだけで、組討・寝技は各自工夫となっているのだ。

 

昔、風門館の前進である風門同志会時代には、私は、古術のことは隠していた。ただ、受け身が取れるように、基本的な技は、これは合気術の応用といって、教えていた。

 

だが、それを、勘違いして、本部に直接指導してもらえれば、私のように、自在に、組討が打てるものと初段で独立して、蓋をあけたら組討は各自工夫とようやく知った人間がいた。それなら、柔道なり、ブラジリアンなりで学ぶのが筋というものだが、自分が出来ないから、組討は、一切教えない。しかし、受け身も取れない門生をやたら、試合に出したがると言う呆れ果てた人間を出してしまったので、その反省点を踏まえて、今は、古術の技は、はっきりと古術の技として教えている。

 

この置車も、古術が得意とする技法の一つである。見ての通り、相手の面突きへの対処法であるので、入り身・上受けしながら、肘鉄砲を打ち込み、置き車へと取る。

 

ある意味、典型的な古術が得意とする技である。

 

私が、日本拳法道を長らくやっている理由の一つが、こういう技が、日本拳法道ルールでは、使えると言うのがある。

 

無論、競技・乱取りで使いこなすのは、容易では無いが、少なくとも、ルール上OKだから、門人も稽古するのだ。

 

そして、私自身が心地よい。

 

昨日、得物コースの稽古を再開したが、この年になると体に染みこんだ古術の技と日本拳法道形をやっている時が一番気分が良い。

 

自分が、心地よいから、稽古も無理なく出来るし、運営も全く嫌ではない。

 

好きだから続く。その一点に尽きると思う。何事も。

 

昨日、木霊丸師範が復帰し、トライアル中だった、Aさんが、入会を正式に決めたので、総勢9名となった。

 

田舎のアマチュア・チームとしては、十分な人数だろう。私の目標は、15人。ラグビーの人数が目標だ。

 

後6人。届かない夢でもないだろう。

 

こういう時には、中島みゆきの、歌の一節を思い出す。行けない場所でもないだろう。ニューヨークくらい?

 

歌詞は怪しいが、気分は、永遠に夢を見続けたいと思っている。

 

風門館事務局 0947・32・3550 代表福光まで。

 

いつもようにBGM付きで動画を見てください。

 

 

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石蕗咲くの頃に。福光流得物芸法コース。再開。田川郡香春町風門館本部道場。令和4年11月5日。

 

令和4年11月5日。土曜。晴れ。温暖。

 

行者:木霊丸氏。

 

稽古内容 体術護身・得物護身

 

風門館護身体術 面直突きに対する4手 横手・掛手・挟手・被突 

豊前福光派古術得物第1法:元手 脇勝2本目:初花

元手・変手稽古。

 

家庭の事情で稽古を休んでいた若守・木霊丸氏が今日から稽古再開。奇しくも天気は秋晴れで快晴。気候も稽古するに丁度良い季節。しかも、古術者にとって重要な花である石蕗の花が満開。

 

春夏秋冬、花鳥風月を愛でながら、梅木刀で、木霊を鳴らし、この世の邪気を払う。

 

まさに、古術。

 

気持ちよかった。

 

何よりありがたいのが、全て古術用語で稽古できるところ。普段、いちいち、一般的な用語に置き換えて説明する度、ものすごいストレスを感じている。

 

特に、日本拳法道の場合。どうしても、運営上、ある程度の人数が必要なので、SNSなどで、宣伝する場合。人には伝わらない古術用語を避け、一般的な武道・格闘技用語で説明するのだが、それは、母語では無く、英語で話すに等しいストレスを私に与える。

 

今日は、存分の古術用語で語れたので、それだけでも気持ちが秋晴れだった。

 

備中空の会から、要請のあった、初花の説明動画も、本日取って送った。これも急がなければと思いながら、11月27日には、第7回風門祭を控えているので、日曜午前の日本拳法道コースでは、動画を撮る暇も無いし、第一相手がいない。

 

千手丸氏にも、かなりのこと伝えているが、彼も、メインは、日本拳法道だから、古術の得物となると、やはり若守しかいない。

 

その動画も撮れたので、一安心。

 

若守も、今後は、毎週土曜日午前には、来られるとのことなので、また、楽しい古術の稽古ができる。

 

12代目が、福光谷に、春のシャガ、秋の石蕗の咲く限り、古術は滅びないと天神地祇と誓約をしたと伝わっているが、今更に、12代目の故郷福光谷と古術への強烈な思い入れを感じた。

 

歴世相伝者が、命がけで守った古術のおかげで、老後を楽しく生きることができる。感謝しかない。

 

古術はしぶとい。それが、率直な感想である。

 

風門館事務局。0947・32・3550。代表福光まで。