日本拳法道連盟・豊前福光派古術連盟 風門館公式ブログ

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風門館護身体術。内回小股掬矢倉返。田川郡福智町武道館。2021・7・18。

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https://www.youtube.com/watch?v=joeoEAOsSDM

 

令和3年7月18日。午前の部。晴れ。田川郡福智町武道館。

 

行者:千手丸氏・千木丸氏。連:T氏。

 

稽古内容 体術総合 

 

風門館護身体術:内回小股掬矢倉返・外回小股掬横車。

豊前福光派古術素手第三法:組討:花手

1本目:腰車、2本目:鉢返し、3本目:鉢落とし

護身用の手:豊前福光派古術素手第一法:当身:鷲掴片羽取 

 

当身:受返稽古2種・コーチングミット2種。

 

サンドバッグ ナイハンチン・鉤突応用

 

鍛錬手合L1.5。着胴・着籠手。面触れ止め。胴・下段ライトコンタクト 

90秒×2R

 

毎週、2時間によくこれだけ詰め込めるなと言うくらい多彩な手業を教伝している。この日の3人とも、経験者だから、やはり、稽古のテンポが早い。千木丸氏が、今年の12月で2年目。T氏も、空手・ボクシングの経験があるので、理解が早い。

 

こういうテンポで稽古している時が、一番充実している。風門館の場合。防具総合ルールである、日本拳法道の乱取り競技に出ることを想定して稽古する。これが基本である。

 

それだけなら、総合格闘技と呼ばれても仕方のない面があるが、風門館は、その先に福光流の手業を応用した、素手体術や得物術まで展開して、護身実用とは何かを、常に研究している。

 

だから、我々風門館は、総合格闘技では無く、総合武道を名乗っている。私も、それが楽しくて毎週稽古しているわけである。

 

ところで、風門館には、私の他流試合経験や過去学んだ各種武道・格闘技。さらに、交流のある各種団体から学んだ手業などを複合化して新たに編成した技法群がある。

 

これは、日本拳法道ルールを主とする他流試合用に私が、31年間の歳月をかけて必要なものをまとめたものである。

 

さて、こういう技を何と区別すれば良いのか?日本拳法道の応用でもあるし、古術の応用でもあるし、沖縄小林流の応用でもるし、KBから習った手業でもある。

 

まさに、複合化した手で有り、日本拳法道として教えて良いのか?かと言って、古伝の福光流からは逸脱している。そこで、10年ほど前から、そういう混種化した手業は、風門館護身体術として、整理し、教えるようになった。元々他流試合で私がぼこかすにやられた経験を元に開発した技が多いので、まさに、その他流試合で威力を発揮する。

 

風門館自慢のオリジナルな業である。

 

冒頭の動画。内回小股掬矢倉返も、私の苦い敗北から生み出された技だ。ちょうど40歳の時に、私は、生まれて初めて、アマKBのリングに上がった。その時の相手が、一階級上で、上背があり、力も強かったので、首を捕まれては、膝蹴りを何度ももらいダウンしたことがある。

 

腹にもらうと地獄とは聞いていたが、これがそうかというくらい悶絶ものだった。それから、KBジムにも通い、首相撲対策を研究してきた。その中で、相手に接近するとか、首を取り返すとかは熟練した技がいると言うことを知った。

 

風門は、市井に暮らす凡夫のための護身の法を研究している団体である。その際に、想定しているのは、素人か。もしくは、武道・格闘技経験があったとしても中途半端に囓った程度の人間だ。

 

だから、首を捕まれた際には、最悪からの脱出法が優先課題だと思っている。この技は、十文字で受けるのは、沖縄小林流・福光流。内に回すのは元プロKBの人から学び、小股掬いで、腹で上げるのは、日本拳法道の差し受けの形の応用。更に矢倉返は福光流と、結局過去学んだ技の複合化したものになっている。

 

ちなみに、腹をよせて、首を取り返せるようになるのが、ベストなことは分かっているが、その段階に行くまでには、相当の修練を必要とする。しかも、我々は、週一回2時間が限度という人間を対象にしているわけであるから、この手業でも知っていれば、意外と使える局面は多い。

 

KBとは違って、日本拳法乱取り競技法の場合。捨て身技が使える。この手を練っていれば、ここからの捨て身はすぐに覚える。

 

こういう感じで日々稽古しているわけであるが、護身。護身と言うと、重くなりがちであるが、風門館は、明るく楽しく稽古している。武道・格闘技をやりたいが、年齢がネックになっていると言う人には、風門館は最適だろう。

 

まずは、無料体験入門をしてみることを奨めている。

 

大道塾の40年。

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https://www.youtube.com/watch?v=Lqo85h1H43c

 

日本拳法道は、その名前から分かる通り、ベースは、日本拳法だ。しかし、ルール的には、日本拳法よりも空道により近い。

 

しかし、胴を着け、グラブを使用する点では、やはり、日本拳法に近いし、技術のベースも日本拳法に由来している。

 

世間的には、全く無名だが、その歴史は、大道塾とほぼ同じくらい長い。九州・福岡で生まれ、コロナが無ければ、今年で、第35回大会が、福岡武道館で開催されるはずだった。

 

年一回、福岡武道館で大会を持ち、結成されてから37年くらいになるのではないかと思う。

 

軽量防具の使用・寝技10秒制限・ロー有り、締め・足関節もOK。ポイント制だが、KOしても良いし、また、実際、意外とKOが出る。

 

そして、大会がオープントーナメントのため、ほぼ、全試合が他流試合となると言うやはり、空道と日本拳法の中間的な存在だと思う。

 

最近、ますます、勢力が落ちているが、このルールは、安全性と実用性を考えた上で、試行錯誤しながら作られた優れものだ。

 

一般社会人にとっては、競技としても、また、護身実用の手としても、適切であると考えている。

 

空道の大会動画を見ながら、こんな感じにしたいと日々、風門館は活動している。

 

映画・「日本独立」

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憲法とは、国家の根幹で有り、骨格とも言うべき基本法だ。

従って、独立国家の憲法は、その国民が制定するのが常識だ。

しかし、世界に唯一、他国から軍事占領されている間に押しつけられた恥ずべき憲法がある。それが、「日本国憲法」だ。

 

戦前、日本は、自らの手で、独自の憲法を制定した法治国家であった。その憲法の不備の指摘や評価は、日本国民がするものであって、他国から干渉されるいわれはない。

 

にも、関わらず、軍事占領下で、日本人が作った憲法は無理矢理破棄させられ、奇妙で違和感しか無い日本語で書かれた、とても、独立した国家の憲法とは言えない物を、アメリカの都合で押しつけられ、その間の事情は一切封殺されてきた。

 

戦後も76年たったが、そもそも、自衛権の明記されていない憲法を持つ独立国家というものが、世界中にあるのだろうか?

 

この映画も最初はうさんくさい思いで、レンタルした。内容的には、不満な部分もあるが、アメリカに力尽くで押しつけられた憲法であるという事実は、明確に描かれている。その点は、評価したい。

 

ネットの時代、やたら歴史に詳しい人も多いが、一般的には、多くの日本人が、現行憲法の出自などに関心を示さないのが実情であろうし、また、多くの日本人が、その出自を知らない。

 

日本が真に独立するためには、国家の基本法である憲法は、自前で作るのが当然である。戦後76年たって、こういう映画が作れる時代になったというのも国民世論が、言論が封殺された占領期間中に何があったのかを知りつつあるからだろう。

 

ネット全盛と言うが、やはり、映画やTVの力は相変わらず大きい。軍事占領期間中にアメリカから押しつけられた憲法であるという事実を知らない日本人に、この映画によって、その事実を知らしめることは一つの前進である。

 

敗戦から76年。真の独立を勝ち取るために。遅々として進まない感があるどころか、むしろ後退しているのでは無いかと思う時もあるが、真実は隠せない。それを信じるしかないだろう。

 

 

 

 

 

 

<Breaking down>直前の菊野先生のインタビューが面白い。その1

<Breaking down>直前の菊野先生のインタビューが面白い。
世界の最高峰を見た武士・菊野の武道観や飾らない言葉・一つ一つの言葉が、我々のような凡夫にも染み渡る。
武道とは何か?武術とは何か?武士道とは何か?
風門館にとっても最高の教材だと思うので、全編・連続して送ります。

風門館連絡事項。第34回日本拳法道福岡武道館大会(格闘フェスタ2021・第34回セイフティ格闘技選手権)中止のこと。

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風門館連絡事項。第34回日本拳法道福岡武道館大会(格闘フェスタ2021・第34回セイフティ格闘技選手権)中止のこと。

 

本日、宗家に電話で確認したところ、昨年に引き続き、本年度も、コロナの見通しがつかないため、福岡武道館は中止とするとのことでした。

 

2年連続の中止で、大会も33回で止まっていますが、来年度第34回大会開催に向けて、風門館も選手を送り出せるよう努力を続けたいと思います。

 

さて、以上のように、本戦である、福岡武道館大会が中止と決まったので、第7回風門祭は、11月21日。28日の日曜日でどうだろうかと考えております。

 

本年度は、一般有級の部を中心に、少年部・一般有段の部。各流派・団体による演武などを考えています。

 

大会日程に尽きましては、緊急事態宣言等による。稽古不足を勘案して、12月上旬でも良いかなと考えています。また、ルールも安全面によりいっそう配慮する形を考えています。

 

風門祭開催に当たって、九州武道連絡会議の皆様のご協力をよろしくお願いします。

 

また、日本拳法道ルールによる大会出場・交流の出来る団体・個人の方を探しております。もし、関心を持たれた方は、

 

風門館事務局:福光(0947・32・3550)まで、ご一報ください。

空道 2021 全日本体力別。ハイライトシーン。

 
昨日、アマチュアも含めて、<Breaking Down>を再度見て、その後、空道の全日本のハイライトを見たが、やっぱり、ああいう裸体系・格闘技系の文化には、心がひかれない。
 
憧れるのは、やはり、空道や日本拳法のハイライトシーンであり、ああいう舞台に立てる人を眩しいと感じる。
 
これは、感性の問題なので、いいとか悪いとかでは無く、好きか、そこまで、好きじゃ無いかの違いと言うことだ。
 
日本拳法道も防具の総合系だが、組織力が弱くて、空道や日本拳法に比べるとレベル的には格段に低いのが実情だ。
 
しかし、空道や日本拳法のハイライトシーンを見る度に、いつか、日本拳法道連盟の大会も、こんな風にしたいという願望は強い。
 
とにかく、明るいし、鮮やかだ。特に笛の音がいい。
 
日本拳法道も、人が集まれば、けっこう高度な試合になっていくのではないかと思う。
 
かって、私が、準優勝した第11回大会のときは、中量級だけでも30人はいた。決勝まで5回戦。けっこうはハードだった。
 
軽量級も30人。重量級が7人くらい。一般だけでも、福岡武道館に80人近く選手が集まっていたのだから、今の状況が信じられない。
 
しかし、こうやって、空道のハイライトシーンを見るだけでも、具体的なイメージがわく。
 
風門も、平均年齢48歳くらいだが、いつか空道のようにとか、いつか日本拳法のようにとか言う夢は捨てていない。
 
現状では、笑われるだけだろうが、檜舞台をイメージするだけでもエネルギーが湧く。
 
そういうのも大事では無いかと感じている。