日本拳法道連盟・豊前福光派古術連盟 風門館公式ブログ

田川・筑豊・北九州・行橋  護身術・日本拳法道・グローブ空手・総合格闘技・総合武道 風門館HP http://www5.atwiki.jp/wotoko/

風門館護身体術。蝶名掛・蝶名払。田川郡福智町武道館。1月26日。

 


風門館護身体術 蝶名掛・蝶名払。田川郡福智町武道館。2020・1・26

 

https://www.youtube.com/watch?v=ZTBlpEEe_WM

 

令和二年睦月26日。午前の部。曇り。福智町武道館

 

行者:木霊丸氏・常磐丸氏・童子丸氏・K氏・S君

 顧問:宮崎宗範・雷電師範。

 

稽古内容 体術総合・体術護身

 

基礎体・蝶名掛・蝶名払・風門館当身拳法素振12箇条・日本拳法道形

サンドバック・キックミット

アマキックルール2分3R

 

私が、日本拳法道連盟木立師範門下に入って、今年4月で31年になろうとしている。

この間、いかに日本拳法道ルールにおける他流試合を闘うかの研究を行ってきた。

 

無論、ベースは古術と日本拳法道だが、他流・異種格闘技の研究も行ってきた。

 

その結果。伝来の古術の変形が各種生まれ、これをどう分類すべきかと悩むようになった。伝来の古術とも言えず、しかし、日本拳法道の形にもない。だが、護身としては使える。

 

そういう技を、風門館護身体術として、現在は教伝している。

 

今流行のカーフキックも、私は、20数年前から、無意識に使っていた。

 

ローキックと古術の蝶名掛けを掛け合わせるとちょうど、そのカーフキックになるので、そんな深く考えずに使っていたし、また、乱取りでも有効だった。

 

蝶名掛けは古術の古式だが、カーフキックは無かった。古術者は、新しい技に名前を付けるのも守人の仕事なので、ローキックと蝶名掛けの合いの子だから、今は、蝶名払いと呼んでいる。

 

護身でも、有効では無いかと三週に渡って、教えた。こういう新しい技は、今は風門館護身体術として分類するようにしている。

 

形を大事にするが、新技を厭わない。基準は、使えるか使えないか。汎用性があるか。再現性があるか。

 

この古術の合理主義が、風門には今も脈々と受け継がれている。

風門館徒然 蝶名掛 福智町武道館1月19日。


風門鑑徒然 蝶名掛 福智町武道館 2020・1・19

 

https://www.youtube.com/watch?v=iofGHpUgCEM&feature=emb_title

 

令和二年睦月19日。午前の部。曇り。福智町武道館

 

行者:木霊丸氏・常磐丸氏・童子丸氏・K氏・S君

 

稽古内容 体術総合・体術護身

 

基礎体・蝶名掛・カーフキック研究・風門館当身拳法素振12箇条・日本拳法道形

サンドバック・キックミット

新空手ルール2分2R

 

先週とほぼ同じメニューだが、基本的には、新人のKさんのためのメニューを組んでいる。

 

今日は、風門館の柔軟と基礎体5種を紹介した。風門館は、令和元年から、<大人のための護身教室>を謳って活動している。

 

しかし、一方で、将来の日本拳法道の指導員を育てると言うのも重要な任務なので、新人には、柔軟や基礎体のやり方などを丁寧に指導する。

 

週一回2時間のために、普段は、基礎体力は各自鍛錬となっているが、やり方を知らないとそれもできないので、新人が入ると全員でこの基礎体をやる。

 

先達もいいチェックになる。

 

前半は、蝶名掛を稽古。特に何の変哲も無い技だが、護身用治しては役に立つ。しかし、基本が出来ていないとなかなか出来ないようで、やはり最後は基本だなと思う。

 

日本拳法道形もなかなか思うように進捗しないが、だからこそ、やり甲斐もあるとpいうものだ。しかし、古術の手業も日本拳法道形も見た目は何の変哲も無いシンプルな技なんだが、これができないということは、実戦時において、その動きができないことを意味するというのを先代かわら言われ続けた。その同じことを私も何万回も言い続けている。

 

動画をみて、云々と言うが、基本が出来ていないとそれもできない。

武道は思ったより簡単では無いということの証左だと思う。人の技をパット見て盗めるのは、盗む側にそれだけの力量があるからであり、その域に達していないと見ただけで出来るものではない。

 

最後は、新空手ルールで、2分2Rで締めた。

 

 

第33回日本拳法道福岡武道館大会(格闘フェスタ2019)無差別級巴戦。第2試合。


格闘フェスタ2019(第33回セイフティ格闘技選手権)in福岡武道館 無差別級第二試合。

 

https://www.youtube.com/watch?v=3vBqaVOb9dc&t=4s

 

この試合。赤が風門館福山三段。白は風門館平木選手。動画だけで見ると凡戦に見えるが、どちらもそれなりの力を持っている。

 

平木選手。柔道2段。ブラジリアン青帯。元々他派の拳法・総合系の出身で、現在もKBからブラジリアン・ボクシングと幅広く学んでいる。175センチ・75K。18歳。福山三段41歳。しかも、唐武会の末武選手と延長まで闘い、3分休憩しての連続試合。トーナメンより、過酷である。

 

この試合、注目して欲しいのは、柔道・ブラジリアン経験のある平木選手が、容易に組み付いてこないこと。これは、風門勢が思ったより組討・寝技に長けていると言うことを知っているからだ。

 

多くの方が、誤解されているが、日本拳法道は、ルール上投げ・間接・寝技10秒ありの総合ル0ルだが、教えるのは打撃の基本と形だけである。

 

だが、風門は、福光流の古伝組討を持っているので、それの形稽古で、柔道などと対抗する。これを知って世間が驚くのだが、風門は組討だけの乱稽古はしない。

 

未だに、古式通り形稽古のみで修練する。もちろん、日本拳法道ルールの乱稽古は行うが、日本拳法のように激しくはない。4月から11月までの8ヶ月間。大会出場者は30Rこなす。大会に出ない人間は、そのスパーリングパートナを務めることで、力をつけていく。

 

福山三段。週1回2時間。風門以外の武道歴無し。正味10年ほどの稽古で、ここまで闘える。

 

今、風門館は大人のための護身教室として売っている。入会金無し。1回場所代込みで700円。普通の運動神経でも、こつこつ続ければ、誰でも福山三段のようになれる。

 

プロを目指すとか、武道・格闘技で食っていこうと言う人なら、風門は、選択の対象外だろうが、社会人として、仕事最優先で、護身術を学びたい。競技にも関心がある。生涯武道としてやりたい。そういう人には、風門は、一番適していると思う。

 

形稽古だけでは物足りない。しかし、乱稽古だけだとついていけない。そういう私のわがままを実現させたのが、風門館である。私と同じような人間の訪問を待っている。

令和二年 風門館稽古始め。ハイキック祭り。田川郡福智町武道館 1月12日。


風門館稽古始め2 ハイキック祭り① 田川郡福智町武道館 1月12日。

 

https://www.youtube.com/watch?v=Zcr9AWxR5sI

 

令和二年睦月12日。午前の部。小雨。福智町武道館

 

行者:木霊丸氏・常磐丸氏・童子丸氏・K氏・S君

顧問:宮崎宗範。

 

稽古内容 体術総合・体術護身・得物古伝

 

カーフキック研究・風門館当身拳法素振12箇条・日本拳法道形

サンドバック・キックミット

新空手ルール2分2R

 

今日から、風門館は稽古始め。最近、流行っているというカーフ?キックを研究。動画で見て、私と宮崎宗範で研究する。

 

風門の場合。こういう新しい技が流行っても、日本拳法道と福光流、これ今は秋月流で解釈するので、特に困らない。

 

カーフ?キックと言うけれど、要するに、古術で言えば丁字掛けの応用に過ぎない。しかし、この技は、護身としては使えると思って、早速やってみた。

 

極真のトップレベルがユーチューブで懇切丁寧に解説してくれるから、もはや、秘伝などと出し惜しみしていたら、その流儀は潰れるしかないだろう。

 

恐ろしい時代になったと思う。まあ、ありがたいが。

 

我々、風門は、日本拳法道ルールで、専ら他流試合を行う。流行の技は必ず研究しておかないと新手にはめられる。だから、時代に流れに敏感にならざるを得ない。その日本拳法道のシステムが好きだ。しかし、一方、それを古伝の古術の技を応用してこなす。まさに、風門スタイルの醍醐味であろう。

 

最後は、童子丸氏が、2月の上旬に、新空手の予選に出ると言うことなので、宮崎宗範と常磐丸氏が、2分1R。腰上蹴り技8本ルールで相手をした。

 

雷電会長から、サンドバックを寄贈してもらってから、やはり回し蹴り系統の技が上手くなった。

 

人数もそこそこ増え、活気づいているのが嬉しい。今年も一年。怪我無く、安全に。しかし、緊張感のある武道らしい稽古をしたいものである。

 

 

 

風門之儀2019 第33回日本拳法道福岡武道館選手権(格闘フェスタ2019)


格闘フェスタ2019(第33回セイフティ格闘技選手権)in福岡武道館 無差別級第一試合

 

https://www.youtube.com/watch?v=uOjA3v4lzX0&t=7s

 

令和も二年となったが、ようやく、昨年の日本拳法道福岡武道館大会まで、たどり着いた。通常なら、記憶の新しいうちに記事を書くべきなのだが、昨年末は仕事に追われて、ゆとりが無かった。

 

さて、本題に入ろう。風門館では、この日本拳法道ルールを<鍛錬手合レベル5>として中心基準に置いている。では、レバル6とは?となるだろう。レベル6は、グローブ空手やアマキック。レベル7は、空道・アマ修斗禅道会・真武館など。

 

このレベル7までが、風門館の扱えるぎりぎりの範囲内で、プロとか、これ以上過激なルールとかには対応していない。そこから先は、プロの元へ行けというのが、風門のやり方である。

 

<市井に暮らす凡夫のための護身の芸>を修練する。それが風門の第一義である。当然仕事最優先の社会人のための護身教室であるから、仕事との両立を考えた場合。稽古は、週1回2時間。その稽古量で、怪我無く・安全に、しかし、より実用的である乱取り法とはと考えていくとこの日本拳法道ルール以外に思いつかない。

 

軽量防具の使用・寝技10秒制限以外、ほぼ禁じ手無し。また、オープン参加なので、他流試合が自在に出来る。この画期的なルールが、未だ知名度が低い理由が分からないが、我々のような凡夫にとっては、これで十分だ。

 

そう考えて集まり、稽古しているのが風門館なのである。

 

この試合。32回大会と同じ面子による無差別巴戦の第一試合。赤が風門館福山三段。白は唐武会末武選手。

 

互いに手の内を知っているだけに、うかつに手が出せない神経戦になった。唐武会はフルコン+柔道、対する風門館は、日本拳法道+福光流古式体術。

 

末武選手は、前年度の覇者で有り、唐武会のホープ。対する福山三段。今年41歳。

 

私の元に弟子入りする以前。武道・格闘技歴無し。純粋に風門スタイルで闘っている。風門館は、普段の稽古では、あまり乱稽古をしない。理由は簡単である。激しい稽古をすると人がやめてゆき、閉館に追い込まれるからである。

 

だから、全員の希望を聞き、それぞれの目的に沿ったメニューを組んで稽古する。ほぼ、医者に近い。

 

ただ、競技に出る人間が、全く乱稽古なしでは、危険なので、毎年4月頃から11月の福岡武道館までは、面だけハーフのレベル4で30Rさせる。

 

また、風門館では、試合に勝つことよりも、何本取ったかを重視している。これは、古術の考え方なのだが、勝敗よりも手合の数を重視しているわkである。目安は、このレベル5で100本。

 

試合の勝敗も重要だが、護身として考えた場合。経験値の蓄積の方が重要だと考えるのが古術の考え方なのである。

 

この試合も、福山三段は負けている。しかし、彼は、<鍛錬手合100本取り>の満願を達成するために淡々と稽古し、そしてコートに上がれば決して逃げない。

 

防具付きだからと軽く考えがちだが、これが以外とえげつないルールで、見た目よりハードだ。

 

会社でも管理職にある福山三段が、週一回稽古し、フルコン+柔道相手に善戦できれば十分なのではないのか?

 

それが、我々の考え方である。本戦引き分け。延長先取り1P制で軽い前蹴りを取られて敗れた。しかし、41歳でここまでやれれば十分ではないか?

 

一般社会人の護身武術としてこれ以上やる必要があるのか?それを風門は世間に問い続けている。

第5回風門祭 無差別級第三試合。君は達人を目指しているのか?


第5回風門祭日本拳法道錬成大会 無差別級第三試合

 

https://www.youtube.com/watch?v=VCWIcnBG100&t=52s

 

風門館平木選手と唐武会井上選手による事実上の準決勝。平木選手の勝ち。

 

当初、柏木選手を見るまでは、順当なら平木選手の優勝だろうと思っていた。平木選手。MMAスタイルのプロを目指して、頑張っている18歳の若者だ。

むろん、風門だけでプロになりたいと言ったら、ふざけるなと言うところだが、風門館は彼の稽古日程の中のほんの一部に過ぎない。

 

まじ、稽古漬けの毎日であって、プロになりたいと言うだけの努力を続けている。

 

対する井上選手。普通のサラリーマンで、今年、38歳。空手は色帯だが、柔道初段。

唐武会はフルコンベースだが、柔道もやるし沖縄古伝の型も打つ。その上で面突き有りにも挑戦する団体である。

 

柔道二段・ブラジリアン青帯・打撃歴・試合歴で圧倒するプロ志望の18歳。平木。

 

当然、平木選手が勝って当たり前だが、井上選手も善戦している。

 

これが、我々風門が目指す境地なのである。プロを目指し、毎日稽古をし、日曜日は、各種大会に出ている平木選手に対して、体重で10K重いとは言え、普通のサラリーマンが善戦する。この程度で十分ではないか?

 

それが、風門の目指すレベルである。

 

今は、プロの指導するKBやMMAスタイルのジムが私の住む田川でも、6箇所ある時代だ。本気でプロを目指すなら、当然、そういうジムで稽古をすべきだし、しないとなれないのはわかりきったことだ。

 

一方で、秘伝を謳う古流系も福岡には多い。達人になりたいならそういう師につくべきだろう。

 

だが、風門は、そのどちらも目指さない人のために開かれている。そもそも、<市井に暮らす凡夫>が、達人になる必要があるのか?

 

それが、半世紀武道修練を積んだ私の結論である。答えは簡単である。格闘技のプロも芸法の達人も、おいそれとなれる代物ではないからである。

 

しかし、生業を持ち、日々生活に追われる凡夫でも、万が一の際の防犯としての技芸は必要である。いや、必要だと考える人間のために私は風門を30年間守ってきた。

 

また、護身目的では無くとも、<身魂磨きの行>として武道修練を自分なりのペースで行いたいという人もいるだろう。

 

そういう人のために、私は、風門を開設し、今年も続けていく。平成が終わり令和2年となった今年4月で、風門は、31年目を迎える。

 

私は、私と同じような人間のために風門をつくった。怠け者で、臆病で、根性無し。

しかし、武道から離れられない。

 

そんな私のような人間でも生涯続けられる。しかし、ゆるいとは言え、へらへらできるような場所でもない。そう私の居心地の良い程度につくっている。

 

そして、常に、私と同じような人間が集まってくるよう宣伝も続けるだろう。

 

試合とは、関係の無い話になったが、プロを目指す若者と簡単には引き下がれないアマチュア草の根の意地のぶつかりあい。おもしろかった。

 

このわくわくどきどき感が競技武道の良さなんだろうと思う。

 

二人の健闘を讃える。風門館 福光雲母 拝。

 

 

 

風門館 令和2年如月の稽古日程


風門館徒然 サンドバッグ稽古 田川郡福智町武道館12月15日。

 

https://www.youtube.com/watch?v=kH4FcLiAc08

 

風門鑑 令和二年如月の稽古日程

 

2月2日 日曜日 福智町武道館 10寺~12時

 

2月9日 日曜日 福智町武道館 10寺~12時

 

2月16日 日曜日 福智町武道館 10寺~12時

 

2月23日 日曜日 福智町武道館 10寺~12時